製品版ソネットのwindowsへのインストール作業の記録です.installマニュアルを読むことなく Sonnetを短時間にinstallでき、 さらにそれに失敗した場合にの情報を含みます.

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Sonnetインストール手順

有限会社ソネット技研
石飛
2007/6/27
2009/4/3 v12向けに追記
2011/9/20 V13向けに修正

概要

この文書は 多数のお客様が、 分厚いinstallマニュアルを読むことなく Sonnetを短時間にinstallでき、 さらにそれに失敗した場合に有益な 情報を提供します.

対象製品とバージョン

この文書はSonnet製品のバージョン13以後の製品版( Level2Basic, Level2Silver, Level3Gold, Professional Suites) のうちWindows版について解説します.Linux版はそれぞれの マニュアル またはlinuxインストール手順を参照してください.また Sonnet Lite/LitePlus についてはこの文書でなく" ソネット入門"を参照してください.

対象 user

  • 対象製品のデモ license を使おうとしている方
  • 対象製品を新規にご購入なさった方
  • 既に対象製品を使っていて、licenseファイルを更新しようとしている方

またソネット製品のuserの多くはハイテク技術の研究開発に携わるエンジニアの方で、 これからinstallしようとしているPCに管理者(Administrator)としてログインでき PCやnetworkについて十分な知識と経験をお持ちだと仮定しています.

目次

対象製品によってどの作業が必要か次の表で確認して下さい.

既に対象製品を使っていて、licenseファイルを更新しようとしている方は licenseファイルの指定から始めて下さい.

対象製品→

目次↓
Level2/3
Pro Standalone
(nodelock license )
Pro Server/Team
(network license )
mwoint,Ebridge
(AWR社、Agilent社
インターフェースオプション)
license サーバー クライアント
1 まず確認すること
2 license managerの停止と古いserviceの削除
3 古いversionの uninstall
4 新しいVersionのinstall
5 licenseファイルの指定
8 license managerの起動
9 network license を使う クライアントPC への install
10 日本語マニュアルについて
11 Agilent ADS Interfaceのinstall
12 AWR MicroWaveOffice Interfaceのinstall
13 トラブルシュート
14 ファイアウォールに穴をあける
15 remoteEMサーバーの設定
16 グレードの一時的な変更(デモlicenseの場合のみ必要です)

重要まず確認すること

以下はよく問題となる点です.

  • ウィルス対策ソフトファイアウォールをOFFにしてください.必要なら上司から許可やパスワードを得てください.
  • これからinstallするSonnet製品に対応したライセンスファイルを準備してください.ライセンスファイルは米国ソネット社から直接、登録された管理者の方のメールアドレスにお届けします.必ずメールに添付されているライセンスファイルを使い,既存のフォルダを探ってライセンスファイルを取り出さないでください.

license managerの停止と古いserviceの削除

  • 対象製品の古いバージョンがすでにinstallされている場合は、それをuninstallする前に、完全に停止します.
  • バージョンにかかわらずSonnet Sonnet Lite/LitePlus がすでにinstallされている場合は、次の 古いversionのuninstallに進んでかまいません.
  • Sonnet製品がなにもinstallされていないなら、sonnetの installに進んでください.

古いバージョンを起動し、SonnetTaskBarで[Admin]-[Lmtools]を選びます.

LMTOOLSが起動します. 左端の"Service/license File"タブを選び、 図の様に "Sonnet "のserviceを選択して下さい.

中ほどの"Start/Stop/Reread"タブを選び "Force Server Shutdown"にチェックをいれ、"Stop Server"をクリックしてserviceを停止します.時間が数10秒かかるかもしれません.左下にStopping serviceとか、service stopped successfullとか状態が表示されます.停止に失敗したという意味の表示がでても心配ありません.それはたぶん最初から動いてなかったのです.

もし、他にもSonnetのserviceがあったら、すべて停止してください.

すべてのlicense managerを停止したら、念のために別の方法で確かめましょう

Windowsのタスクマネージャを起動して、プロセスタブの中に

  • lmgrd.exe
  • sonnetd.exe

のどちらか、あるいは両方があったら、上記の作業が失敗しています.タスクマネージャでlmgrd.exeを選んで、"プロセスの停止"ボタンをクリックして停止させてください.sonnetd.exeも同様に停止させてください.

ついでにここで

  • sonnet.exe

が動いているかどうかも確認してください.もし動いていれば、それはemserverなので、これも同様の方法で停止させてください.

左端の"Service/license File"タブを選び、 もし、図の様にSonnetのserviceがあったら、それを選択して

右から二番目のConfig Servicesタブを選び、 Remove Serviceで古いserviceを削除します. もし、他にもSonnetの古いserviceがあったら、すべて削除してください.

Sonnet以外のserviceは残してください.Sonnet以外のサービスを消すと、それに対応するプログラムが動かなくなってしまいます.

LMTOOLSは閉じて sonnet task barやそのほかのプログラムをすべて閉じてください.次に古いversionをuninstallします.

古いversionのuninstall

ここではsonnetの古いバージョンをuninstallします.製品版の古いバージョンだけでなく、もし Sonnet Lite/LitePlus がinstallされていたら、それもuninstallしなければなりません.もし、Sonnet製品が何もinstallされていないと確信できるなら次の 新しいVersionのinstallに進んでかまいません.

windowsのスタートメニューから[sonnet]-[uninstall]を選んでください

[remove]にチェックをいれて[next]ボタン
そしてたぶんもう一回[next]ボタン
一分ぐらいで
"successfully uninstalled"
といわれるので[Finish]ボタンを押して終わります.

uninstallしましたが、念のためエクスプローラーで見ると古いversionのprojectファイルやディレクトリは消されていないことがわかります.このまま放置しておきましょう.

新しいVersionの install

新しいバージョンをインストールします.ここでは難しいことは何も無いです.

バイナリファイル(Sonnetのプログラムそのもの)をダウンロードしてください. ご購入いただいたお客様にはダウンロードサイトをお知らせします. setupプログラムを起動するといくつか質問をしてきますが、すべてデフォルトのまま進めてかまいません. ただし、使用許諾書の内容はご理解の上 進めてください.

一分ぐらいで終わります.

ここではまず、タイトルバーに正しい version 番号が表示されているか確かめてください.(2011/9時点では13.54です.13.51は Sonnet Lite/LitePlus で、この文書の対象外です.)

[Finish]ボタンを押してください. これから license の設定をします.

licenseファイルの指定

米国ソネット社からメールで届くライセンスファイルをPCに保存し、ソネットの実行ファイルにそのlicenseファイルの在り処を教えます.ライセンスファイルを更新するときはここでの操作だけです.

licenseは米国ソネット社からメールで届きます.添付ファイルは licという拡張子のついたファイルです.

この添付ファイルを適当な場所に適当な名前で保存してください. (c:\Sonnet.licをお勧めします)

危険:やってはいけない

既にSonnetが動いている他のマシンからSonnet.lic をコピーしては いけません.そのSonnet.licはそのマシン用に修正されたSonnet.licです. ここではメールに添付されてきた 修正されてない生のSonnet.licを使って下さい.

Sonnetを起動してください.
インストールした直後なら、license に関するダイアログが開きます.
もし開かなかったら Sonnet Task Barから[Admin]-[license ]を選びます.

危険:やってはいけない
[Advanced]をクリックしてはいけません. これを適当に変更して嵌る方が多いです.

間違って[Advanced]をクリックして上のダイアログが開いたら,すぐ[Cancel]で戻ってください.
[Destination License File]を変更してしまった場合は
<SONNETをインストールしたディレクトリ>\licenses\sonnet.lic
に戻してください.

[Local]を選んで、次に[Browse]ボタンで、上のファイルを保存した場所を指定します.

もちろん、今installしようとしているマシンがnetwork license を使うクライアントマシンなら[remote]を選ばなくてはなりません.それについては 後述します.

[OK]で閉じます.
これで "米国ソネット社からメールで送られてきたライセンスファイル"に, 動作環境に応じた変更が施され,その変更されたファイルが "Sonnetの動作に必要な適切な場所"に保存されました.
一時的に保存したファイル(例えば c:\Sonnet.lic)はもう必要ありません. 消してしまって構いません. 今後再インストールが必要なときは,またメールの添付ファイルから この作業を行ってください

license managerの起動

いよいよlicense managerを起動します.

SonnetTaskBarで[Admin]-[Lmtools]を選びます.

LMTOOLSが起動します. 左端の"Service/license File"タブを選び、 図の様に "Sonnet "のserviceを選択して下さい."LMTOOLS ingnore license file path environment variables"にはチェックを入れて置いてください.

中ほどの"Start/Stop/Reread"タブを選び "Start Server"をクリックしてserviceを起動します.左下に起動成功を意味するメッセージが出るか確認してください.

さらに"ReRead license File"を選んで、 license ファイルを再読み込みします.同じく左下のメッセージに注意してください.再読み込み成功を意味するメッセージがでましたか?

稀に、古いserviceのプロセスがゾンビになっていることがあるようです.その場合PCを再起動すれば解決します.(激しくつまらない方法ですがwindowsでは仕方ありません)

"Server Status"タブを選び、 "Perform Status Enquiry"を選びます. 下の窓の右のスクロールバーを一番下までずらすと、 図の様に
Users of xgeom: (Total of 10 license s issued; Total of 0 license s in use)
などの表示がみえるはずです. この例では " Xgeomの license が10個あって、 そのうち使われているのは0個だ"と表示されています.

ここまでくれば実際にSonnetが動作するはずです. Xgeomを起動してみてください. もし、 license 数が表示されるのに、Xgeomが起動できず、 "Could not get license "というメッセージが現れたなら、 パーソナルファイアウォールが license managerとの 通信をブロックしている可能性があります. ウィルス対策ソフトやファイアウォールを取り除いて試してみてください.

"Config Services"タブを選び、 "Start Server at Power Up"と "Use Services"にチェックを入れて、 "Save Service"をクリックしてください. これでPCの電源を入れるたびに、 自動的に license serviceが起動するようになります. 念のため一度PCを再起動して、 スタートメニューからSonnetを起動し、5分ほど待ってから,何か例題を解析してみてください.

license serviceはデフォルトでは,遅延起動(PCが起動直後多くのプログラムが起動して負荷がかかっている時間を避けて数分後に起動する)に設定されるようです.

network license を使う クライアント マシン への install

まず、 ライセンスを受けたマシンでSonnetが動作していることを確認して下さい.そして、 クライアントPC で上に説明した

を実行してください.そしてその後で下記の作業を行います

  1. Sonnet Task Barから[Admin]-[license ]を選びます.
  2. [Remote]にチェックを入れ、
  3. license serverのアドレスなりホスト名なりを指定します.
  4. OKボタンで閉じます.

ここまでくれば クライアントPC でにSonnetが動作するはずです. Xgeomを起動してみてください. もし、 "Could not get license "というメッセージが現れたなら、 network 上にlicense serverとの通信を妨害する何かがあります. ルーターやファイアウォール、あるいは名前解決ができているかを調べてみてください.

日本語マニュアルについて

2007/6/26の時点で日本語マニュアルは、 Sonnet技研のWebサイトに章ごとに分けておいてあります.しかしマニュアルは分量が多すぎるので次のドキュメントを順次お読みになることをお薦めします.

ソネット入門
操作を詳細に説明してあります.ひと通り読みながら実習してください.
高周波に取り組む前に知っておくべき概念
操作でなく高周波の概念についての説明です.
質問の多い技術トピック
よくある質問や,アプリケーション毎の様々なトピックを集めてあります.

Sonnetの マニュアル はPDF形式です. もしAcrobat Readerを install していないなら、installしておいてください.

Agilent ADS Interfaceのinstall

Sonnet Task Barから[Admin]-[ADS Interface COnfigulation]を選びます.

ちなみにひとつ上に MWOffice Interfaceもあります. AWR社Microwave OfficeのInterfaceのinstallもここからできます.
が、ここではADSをやります.

インストールされているADSのバージョンが表示されるので、そのバージョンを選んで、 [Install]ボタンをクリックします.

[Yes]を選びます.

左から二番目の Installed の項目が Yesになります.[Close]ボタンで閉じます.

ADSを起動してみると、[Sonnet]というメニューができています. メニューの中身は、あれこれ開いていけば分かるでしょう. これまでよりずっといい感じです.

AWR MicroWaveOffice Interfaceのinstall

一方のAWR社とのInterface (ソネットの製品名はmwoint) も、改良されているらしいです.

Sonnet Task Barから[Admin]-[MWOffice Interface]を選ぶと

"Install"が無効になってます.つまりもうInstallされているということです.一応"Uninstall"してみると

Sonnet Task Barから[Admin]-[MWOffice Interface]を選ぶと

"Install"が有効になります."Install"を選んでください.

MicrowaveOfficeの例題の中からEM_example.empを解析してみます.

EM Structures-Interdigital Filterを右クリックして サブメニューから"Set Simulator..."を選び、

解析エンジンを "Sonnet 3D Planar Electromagnetic Simulator"に切り替えます.

EM Structures-Interdigital Filterを右クリックして サブメニューから"Force ReSimulation..."で、強制的に再解析を指示します.

解析を始めると、相変わらず Sonnetを全く感じさせずに自然に電磁界解析が始まります.

ちなみにこの問題の場合Sonnetで解析すると6秒、AWR EMSightでは50秒かかりました

トラブルシュート

←製品版(Sonnet Lite/LitePlus以外) でなぜかライセンスが得られなくなったときのトラブルシュートです.

サポート

ここまでお読みになってそれでも動作しないなら ご遠慮なくソネット技研(043-463-6663)にご連絡ください.その際

  • ユーザーIDまたはライセンスIDをお知らせください.
  • PCの操作ができる場所からお電話ください.

ファイアウォールに穴をあける

すべてが上手く動作したら 実際の運用を行う前にファイアウォールを元に戻し、 Sonnetだけが通過できるようにファイアウォールに穴をあけてください.

しかしファイアウォールの設定方法は,それぞれのPCの環境で違いますから,ここで全てを説明することはできません. 以下は,ライセンスサーバーがWindowsで動作していて Windowsの付属のファイアウォールを使っている場合の例です.

初めてSonnetを起動するときに Windows firewallが 警告をだすかもしれません.
sonnetdとの通信を許可してください.ポート番号はデフォルトでは7853です.


初めてSonnetを起動するときに Windows firewallが警告をだすかもしれません.
lmgrdとの通信を許可してください. ポート番号はデフォルトでは7852です.


そのほかセキュリティソフトを使っている場合は、 sonnetdとlmgrdに例外許可を与えてください.Sonnetのバージョンが違うと別のプログラムだということに注意して下さい.今までSonnetが動作していたとしても,バージョンが変わるとファイアウォール の設定をやり直さねばなりません.


remoteEMサーバーの設定

別のページで説明してあります.

グレードの一時的な変更(デモlicenseの場合のみ必要です)

別のページで説明してあります.