Sonnetを使用するためのPCの選択のヒントをまとめます. ネットブックや仮想マシンはどんな場合でもお勧めできません.

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2013/4/18
石飛

推奨環境

グレード Lite LitePlus Level2Basic Level2Silver Level3Gold professional standard nodelock professional standard network high performance
メモリ制限 32MB 64MB 128MB 256MB 2GB
解析速度の目安 1 6 32
望ましいCPUコア数 1 6
例えばi7-3930K
32
おそらくXeon 4ソケット
PCに必要なメモリ例 2GB 4GB 8GB 16GB
OS Win 7
(2016/7の時点で10はかなり不安定です)
クライアントにWin7が望ましいです.
解析サーバーにはWin7とLinuxのどちらでも使えます
筐体 ノートPC可 ノートPC不可 クライアントにはノートPC可
解析サーバーは冷却に考慮した筐体が必要

誤解されがちなこと

効果のない新しい技術

PCには次々に新し技術が投入され改良が続けられています. しかし中には電磁界解析には有効でない技術もあります.

GPU

画像処理専用のハードウェアです. ゲームや動画処理を非常に高速にします. 電磁界解析のアルゴリズムによってはGPUを数値計算に流用して大きな効果を上げることができます. ただしその効果はアルゴリズムやバージョンに強く依存します. SONNET V14では全く効果がありません.

Turbo Boost

負荷に応じてCPUのクロック速度を動的に変化させる技術です. 瞬間的に計算負荷が増える場合は効果がありますが, 長時間負荷が増える場合はクロック速度を下げます. 電磁界解析では長時間に渡って高負荷が続くので,温度上昇が大きく, クロックを動的に早める熱的余裕がありません.

Hyper Threading

一つのCPUコアを仮想的に二つのCPUに見せる技術です. 物理的なCPUの数でなく,OSが認識する仮想的なCPUの数を二倍に増やすことができます.CPUに異なる種類の命令が連続して届く場合に効果がありますが,同じ命令が連続する場合は却って遅くなります. 電磁界解析では効果がありません.

信頼性

一般のPCでは100%の負荷で動作するのは一瞬かせいぜい数10分でしかありません. 電磁界解析では数時間や数日にわたって100%の負荷で酷使されることがあります. ノートPCでは熱的に耐えられない可能性があります.

解析規模とメモリと解析時間の関係

多くの方が多くのメモリを実装すれば大きな問題が解析できると信じています. ところが、多くの電磁界シミュレータでは、 未知数の数をNとすると、メモリ使用量はN^2、計算時間は N^3に比例します. 従って2倍のメモリを実装して,それを使い切る問題を解くなら 解析時間は2.8倍になるし、メモリを10倍に増やすと、解析時間は30倍にもなってしまいます. したがって無闇にメモリを増やしても現実的な計算時間で解析できなくなってしまうのです.

非推奨

ネットブック

お勧めしません.ありとあらゆる反応が遅く不安定で、 Sonnet liteを試すだけでもストレスを感じるでしょう.

仮想マシン

お勧めしません. 確実に不安定で、確実に操作に対するレスポンスも解析パフォーマンスも劣ります. サポート対象外の使用方法ですし、 ライセンス規約上グレイな領域です.将来禁止される可能性があります.

Remote Desktop,VNC,X11などのリモート操作

ノードロックライセンスではリモート操作はできません. リモート運用では

ネットワーク上に置き,各クライアントマシンは

という設定にしてください.快適なレスポンスとスループットが実現できます.

ベンチマークテスト

Sonnet emの実行時間についての文書に ベンチマークモデルや結果をまとめてあります.

サポートOS

XPサポート終了に伴いOSを変更なさる方が増えているので 古い製品版の正式サポートOSを調べました.

製品版SonnetバージョンサポートOS
1087VistaXp
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